みんなのコラム
2018/04/18
目指せ、スッキリ体質!!「ローフード」のすすめ (2)実践編
日々の食事の中で生の野菜や果物を積極的にとることで、
スッキリ体質を目指す「ローフード」。
前回では、基礎知識をお伝えしました。
今回も、実践編として引き続き、
日本リビングビューティー協会認定ローフードマイスターで
ローフード料理教室「ゆるゆるキッチンRico」を主宰する田中裕子先生にお話を聞きました。
体内時計×ローフードがスッキリの近道!
体内にある消化酵素と代謝酵素の働きに注目した「ローフード」。
スッキリ習慣のために【何を食べるか】ということに目を向けがちですが、
最近では、加えて【いつ・どう食べるか】ということが大事だといいます。
より効率的に効果を高めるなら、生体リズムの働きとリンクさせることが
ポイントと話す田中先生にアドバイスをもらいました。
午前4時~正午…排泄の時間
「朝食はこの時間にとりましょう。前日に溜まったゴミを出す時間帯なので、
消化器官に負担をかけない軽い食事が必要です。
スムージーやフルーツモーニングで1日を始めるのがおすすめ。
果物はエネルギーとなる糖分が効率よくとれます」
正午~午後8時…摂取と消化の時間
「昼食と夕食はこの時間以内で。まずはじめに野菜サラダをたっぷり食べます。
その後お腹に溜まるものを食べてください。
温野菜をとるときは、生野菜の後にしましょう。
間食するなら、果物かドライフルーツを。精製された白い砂糖は体への負担が大きいです」
午後8時~午前4時…吸収・利用の時間
「代謝酵素が活発に働いて、摂取と消化の時間に食べたものを吸収して利用する時間(代謝)。
夜8時以降に食事をとると太りやすいと言われるのは、
本来なら代謝に使われる酵素が消化に使われるため、溜め込んでしまうからなのです。
夕食が遅くなる場合は、消化にいいものを選んでくださいね」
ローフードを始めるときに気をつけたいこと
ローフードを取り入れるときには、食べ合わせにも気を配りたいところ。
「消化をスムーズにするための食べる順番があります。
また、一緒に食べると消化が悪くなるものもあるので注意してください」(田中先生)
さらに、体が必要とする野菜・果物をとりいれると、
体が修復をはじめるため、頭痛や疲れ、下痢、鼻水といった
好転反応と呼ばれる症状がでることがあるそう。
症状の出方には個人差があるので、心配な場合はしっかり学ぶのがおすすめです。
ローフード=サラダだけですか?
生の野菜と果物を食べる、というと真っ先に思いつくメニューはサラダという人が多いのでは。
すぐに飽きてしまいそうという方に手軽なレシピを教えてもらました。
ローフードのりまき
<材料>

具は生で食べられる野菜なら何でもOK!アボカドは、濃厚な食感がアクセントを与えてくれるのでマストです。
・サンチュ
・大葉
・アルファルファ
・アボカド
・パプリカ
・きゅうり
・べにくるり(大根)
・焼き海苔 (全形)
●合わせ調味料
味噌 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
ごま油 大さじ2
<作り方>
1.合わせ調味料を混ぜる。サンチュ、大葉、アルファルファは水洗いし、水気をきる。
それ以外の野菜は巻きやすい大きさに切る。
2.のりの線とまきすが平行になるようにまきすに置き、
手前から1cmあけて全体の2/3に合わせ調味料をぬる。
3.サンチュ、大葉、アルファルファの順にのせたら、
アボガド・パプリカ・きゅうり・べにくるりをのせる。さらにアルファルファをのせる。

★アルファルファがお米の代わりとなって、具材を包みます
4.2であけた手前1cmの部分をもちあげて一気に巻き込む!
★まき終わりを手前に引きながら転がすとうまく締まったのり巻きができます
まき終わりに水をつけてのりをくっつけたら、なじむまで少しねかせます。
5.食べやすい大きさに切って盛り付けら完成です!
鮮やかな見た目で食欲をそそるローフードのりまきは、手でつまめるサラダのよう。
合わせ調味料の味がしっかりきいているので、ドレッシングも不要です。
(このレシピの合わせ調味料は、豆腐や魚など、ほかの料理への応用ができますよ)
実は、写真奥に写っているガトーショコラ、チーズケーキもローフード!
すべて、火をとしていないのです!
ローフードの可能性は無限大ですね。
<取材協力>
ローフード料理教室&資格取得&スムージー
田中裕子先生
日本リビングビューティー協会認定ローフードマイスター。
ローフードやスムージー、ファスティングを通して「食」と「健康」についての情報発信を行う。
料理教室や朝会などのセミナーを随時開催中。詳しくは、HPをチェック。
instagram:yuru2kitchen_rico