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2021/06/09

人に優しく、未来の環境保護を考える注目のプロジェクト2 Vesta(ウェスタ)プロジェクト編

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 こんにちは、「ママ目線で建てる!自由設計の家」ライターのまえだです。

 

前回のコラムでは、ママ目線不動産メンバーズである亀津建築さんが加入している「森びとの会」についてご紹介しました。

今回のコラムでは、「森びとの会」会員の「サスティナライフ森の家」さんが参画する取り組みをご紹介。
こちらも社会問題を考えるきっかけになりそうなので、ぜひ最後まで読んでくださいね☆

 

“森林との共生”が循環型社会を目指す第一歩

環境問題やエネルギー問題、過疎地域の活性化…。現代社会が抱える問題はたくさん。

今を生きる私たちに求められているのは、100年先も持続可能な社会を作るために行動することです。

 

 

日本の国土の7割を占めるという森林。実はこの割合は、先進国のなかでフィンランドに次いで2番目に高いんだそう!(私の森.jpより)

前回のコラムでも触れましたが、日本の木材の自給率はおよそ三割に留まっており、有効活用されていません。背景には、戦後のライフスタイルの変化や、林業の担い手不足などがあり、このままでは、せっかくの自然も荒廃してしまいかねません。

 

現在、宮城県加美郡や大崎市で進行中の「Vesta(ウェスタ)プロジェクト」では、森林を地下資源に代わる再生可能なエネルギーとして捉え、現代の問題の解決を図ると同時に地域に新たな産業を生み出し、さらに循環型社会の構築を目指しています。

 

キーワードは「木材のカスケード利用」。
無駄にすることなくエネルギーに!

「木材のカスケード利用」とは、木材を始めに建材や家具の資材として利用した後、残った部分をボードや紙チップ、家畜の敷料などに使い、それでも残ったものを木質バイオマス発電の燃料として利用することです。

 

しかし、製材の残材、おが屑、樹皮、枝葉などの多くは廃棄されて、エネルギーとして利用できていないのが現状なのです。(株式会社ウェスタ・CHP HPより)

 

同プロジェクトが考えるのは、この木材のカスケード利用を軸にすることで、地域外から買っているエネルギーを地域内で生産・消費し、地域再生と雇用機会の創出することです。中山間地域に豊富にある森林資源を有効利用して、環境を守りながら地域経済も潤していこうとする、まさに新しい取り組みなのです!!


プロジェクトの概念図(株式会社ウェスタ・CHP HPより)

 

ちなみに、ウェスタ(Vesta)とは古代ギリシャ神話の火または竈の女神とされ、転じて家庭の守護神、国の守護神と考えられていたそう。この取り組みが、中山間地域の守護者、森の守護者となるよう願いを込めてプロジェクト名にしたそうです。

 

エネルギーも地産地消!日本初の実証実験の場「サスティナヴィレッジ鳴子」

木材のカスケード利用に関わる企業からエネルギーを消費する場をうまくつなぎ、循環させていくのが、このプロジェクトの鍵。

 

2020年7月には、プロジェクトの中心となる株式会社ウェスタ・CHPが、日本では初の地元産杉材の木質チップを利用した小型木質バイオマスガス化熱電供給ユニット(CHP)を稼働させます。同社では、おが屑や樹皮などから燃料となるペレットを製造し、販売も行っているそうです。


1時間に最大50kWの電力と120kWの熱を生み出す小型木質バイオマスガス化熱電供給ユニット(株式会社ウェスタ・CHP HPより)

 

続いて2020年11月には、エネルギーと経済を地元の中で循環させる実証実験の場として、宮城県大崎市鳴子温泉に「サスティナヴィレッジ鳴子」がオープン。第一期は、アパート8戸、戸建て2戸が登場しました。


板倉構法による伝統建築で建てられました(サスティナライフ森の家 HPより)

 

こちらの施設は、Vesta(ウェスタ)プロジェクトにより小型木質バイオマスガス化熱電供給ユニット(CHP)を1台、バックアップボイラーを設置して、ヴィレッジ内の給湯・暖房・冷房を賄っています。

CHPで作られた電気は、隣接する加美町が出資する「株式会社かみでん里山公社」に販売し、ヴィレッジ内の電気は同社から購入しています。

災害にも強く、非常時には、売電から自家利用に切り替えられ、一括受水により10トンの水を確保していますが、隣接する井戸からの水利用が可能だそうです。

 

そして、建物に使われた建材は、もちろん地元産。住む人の健康に配慮し、木材以外にも自然素材を使用して「森びとの会」会員の「サスティナライフ森の家」さんが施工しました。

 

ヴィレッジはまだまだ開発途中。二期工事ではアパート8戸、三期工事では林泊施設の板倉小屋コテージ10棟・自炊研修棟1棟が着工されるそうです。

 

 

まとめ

全国各地でバイオマス発電の施設や実証実験が行われていますが、こちらのプロジェクトの一番の特色は、木材利用の川上の森づくりから川下の一般ユーザーまでを上手につなげていることだと思います。

バイオマスエネルギーによる小型発電、給湯・冷暖房は、公共施設や福祉施設への転用も期待されているそう。災害にも強い上にCO2の排出量ゼロを目指した新しい暮らしが実証実験で証明され、今後、全国の中山間地域へ波及していくことを願っています。

 

将来的には、林泊事業も予定しているのだとか!
その時は、ぜひ素敵な自然に癒されに足を運んでみませんか。


<私ものどかな田園風景と温泉で癒されたい…>(株式会社ウエスタ・CHP HPより

 


【参考URL】

株式会社 ウェスタ・CHP

宮城県大崎市鳴子温泉字沢74-21

0120-317-618

https://www.vestachp.com/

 

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