みんなのコラム
2020/07/20
召せませ!パンとワインのおいしいマリアージュ★「パン飲み会」に潜入
こんにちは!コロナウイルスの影響で、「家飲み」をする機会が増えた、ライターまえだです。
おいしいお酒には、おいしい料理は欠かせませんよね♪おうち時間が増えたことで、
家飲みでも外食気分を味わおうと居酒屋風おつまみに挑戦していました。
(買ってからしばらく出番なかったスキレット。これで料理したり盛り付けると、温かさを保ちながら、なんでもそれっぽくなる! 魔法のツールなのに、なんで今まで気づかなかったのか…。)
でも毎回お酒に合うおつまみを作るのは大変だし、スーパーのお惣菜にも飽きていた頃、ちょうど素敵なお誘いをいただきました。
誘い主は、以前、コラム「食のプロ直伝!インスタ映え料理レッスン体験レポート★」でお世話になった
フードコーディネーターの山本悦子。さん。
(過去コラムは 料理編 撮影編 とあります。ぜひチェックしてみてくださいね)
実は山本さん、「パンコーディネーター エキスパート」と
「JSA認定 ワインエキスパート」の資格をお持ちでご本人のブログでは、
パンをおつまみにワインを飲む「パン飲み」という楽しみ方を発信しています。
ベーカリーのパンをそのまま食べる場合と、サンドイッチなどのアレンジをした場合では
どんなワインが合うのか、ショップ情報と合わせて紹介されています。
今回、ライフワークの一つとして取り組んでいる「パン飲み」がブログを飛び出して、
初めてワークショップを開催するとのことでお誘いいただきました!
参加してみると、ワインの知識ゼロの私でも楽しめる内容だったので、レポートさせてもらいますね。
小麦本来の味を楽しむ「NICOLA BREAD」のパンで乾杯♪
第一回ワークショップは、千種区仲田通商店街の一角にある「NICOLA BREAD」とのコラボ。
久屋大通にある人気イタリアン「ラ ボッテガ オスティナート(La Bottega Ostinato)」のシェフが手がけるベーカリーです。
「ちょっと贅沢な大人のパンのセレクトショップ」をコンセプトに、イタリアやフランス、スペイン、ドイツなど世界中から選りすぐりのパンをそろえています。
生ハムの量り売りもしており、店内ではワインを飲むこともできる、名古屋では珍しいベーカリー。
山本さんの「パン飲み」の考えに賛同してコラボに至ったそうです。
写真左:クロワッサン(奥)とプレッツェルクロワッサン(手前)
写真中央:オーツ麦シリアルブレッド(奥)とバゲット(手前)
写真右:イチジクとクルミのブレッド
「ヨーロッパのパンは、“小麦のうまみ”を楽しむ文化。ワインと合わせるとこで、その味わいの広がり方や、楽しさを思う存分感じてくださいね。いろんな発見があると思いますよ!」とあいさつする山本さん。
香ばしい香りが立ち、そのままでも十分おいしそうなパンを目の前に期待値が上がります!
イタリア産ワインとの相性バツグン!!
合わせるのは、イタリア産ワイン5本。ワインの世界は大きく2つに分けられ、
歴史が古いエリアは「旧世界」、歴史が浅いエリアは「新世界(ニューワールド)」といわれています。
イタリアはフランスやドイツ、スペインなどと同じ「旧世界」に入るそう。
温暖で日照量も多いイタリアは、ぶどう栽培に適しているため、全土でワイン造りが盛んに行われている上に、さまざまな品種が栽培され、醸造方法も産地によって異なるため、多彩なワインができるといいます。
今回のワークショップでは、古代品種のぶどうを使用したワインや、伝統的な製法を守りながらも、自然のおいしさを追求する造り手さんのワイン、日本にはもう輸入されなくなった希少価値の高い1本など個性的なワインが並びました。
【写真左から順に】
パルッソ メトドクラシコ 2012 (スパークリング)
モンテマッシ カラソレ ヴェルメンティーノ 2018 (白)
フィアーノ ディ アヴェッリーノ 2014 (白)
モンテヴェルティーネ ピアン デル チャンポロ 2016 (赤)
その土地の気候、風土の豊かな恵みを受けたぶどうが、
造り手のこだわりや個性によってどんなワインに昇華するのか――。
1本に秘められた物語を一緒にレクチャーしてくれるので、ワインへの興味が一気に湧きました。
(ぶどうの個性や造り手さんの思いを知ったことで、より大事に味わおうと思いました。今まで、ガブガブと飲んでいたこと反省します…)
そして、おつまみのパンをいただきます。パンとマリアージュをするにもポイントがあるようなので、以下でまとめました。
(味わいの感想は、私が感じたことなので、人によって感じ方は変わると思います)
パン飲みポイント① 味わいが似たもの同士を合わせる
「香りや味わいが似たもの同士を合わせると、お互いの良さを感じられ、新しい味わいが楽しめます」(山本さん)
クロワッサンなバターが練りこまれたリッチなパンには、少ししっかり目のスパークリングや白ワインがぴったり。
クロワッサンのバターの香りと相まって、パンの個性が感じられました。
ドライイチジクを使っているパンには、まろやかで果実味が強い赤ワインを合わせると、より赤ワインが引き立ったように思います。
色んなパンとの組み合わせを考えるのも楽しい。写真のワインは「パルッソ メトドクラシコ 2012」。
イタリアで作られるスパークリングワインは「スプマンテ」といわれます。
パン飲みポイント② 口当たりが重いワインにはずっしりとしたパン
「熟成した香りや収れん性を感じる重いワインには、パンもずっしりとしたものをセレクト。例えばそのままでは合わないパンも、トーストすることで香りが立ち、ワインの強さに負けないこともあるんです。チーズトーストにするものおすすめ」(山本さん)
収れん性とは、口の中がキューっと締め付けられるような感覚のこと。
身近なことで言うと渋柿を食べたときに感じるあの感覚です。
(いまどき、渋柿を食べることなんてないですかね(^^;))
個人的には、収れん性を感じるワインは苦手なのですが、密度高めのシリアルブレッドを重たいワインと合わせると、渋みも和らぎ、ワインのうまみを感じられたように思います。
そのままの場合とチーズトーストの場合で食べ比べをして、味わいの広がりの違いを感じました。
NICOLA BREADで売られているサンドイッチも登場!
中身はブレザオラ(牛の生ハム)とブルーチーズ。
パンチのある具材だと、ワインの重さにも負けません。
写真のワインは「モンテヴェルティーネ ピアン デル チャンポロ 2016」。
パン飲み楽しみ方③ 絶品デリでパンとワインの味わいが深くなる
「パンと一緒にデリをどうぞ!ディップしたり、パンに挟んでサンドイッチにしたり、組み合わせは思いのまま。ワインと合わせて自分好みの味を見つけてみて」(山本さん)
この日並んだデリの数々は、もちろん山本さんお手製!定番メニューも少し具材を工夫するだけで驚くほど絶品になると言います。
しかも、どれも簡単にできるからと作り方まで教えていただきました!
気軽に聞けるのも少人数制のワークショップならではです。
枝豆とバジルを入れたポテトサラダ。アクセントに入れているのはなんと新ショウガ!
爽やかな余韻が、ハーブ感あるすっきりした白ワインにぴったりでした。
オイルサーディンに塩とイタリアンパセリ、パン粉をのせてトースターで5分。
立派なアヒージョが完成!オリーブオイルよりクセがないのは、イワシの脂のおかげ?
「このパンに、これをトッピングして赤ワイン合わせるとおいしいよ!」
「自分の好みはこのワインだったな!」
と参加者同士の会話も弾み、おいしくて充実したワークショップは終了しました。
パンは朝だけじゃない!立派なおつまみです
「パンがディナーのメインになるの?しかも、ワインに合うの?」とはじめ少し疑っていた私。
しかし、それはとんでもない誤解!パンとワインがお互いの個性を引き出したり、
際立たせたりとその味わいの楽しさにすっかり魅了されました。
パンはそのままでも立派なおつまみになるし、凝ったアレンジをしなくても少しの工夫でおいしくなる!
これからの家飲みではパンとワインの登場回数が増えそうな予感がします!
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