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2018/09/18

食物アレルギーについて考える

食いしん坊な私は、食に関する記事を書くことが割と多いです。

私にとって「食は楽しい」ものですが、一方で、同じように楽しめない人がいるという事実があります。

 

 

 

食物アレルギーは身近な問題です

 

古いデータになりますが、2013年に文部科学省が発表した

公立の小中高校などを対象にした各種アレルギー疾患に関する調査の中間報告によると、

食物アレルギーをり患している小学生は全体の4.5%、中学生は4.8%、高校生でも4.0%で、

全体では4.5%に達しているそうです。

30人クラスのうち1.35人が食物アレルギーにり患しているという計算ですね。

2007年の同様の調査では、小学生は全体の2.8%、中学生は2.6%、高校生は1.9%

全体では2.6%と6年の間に約2倍へと推移しているわけです。

(参考:発表リリース食物アレルギーに関する調査)

 

食物アレルギーの有症率は乳児期がもっとも高いといわれ、

加齢とともに減っていくといわれていますが、この数字を見ると身近なものに思えます。

と同時に、社会の課題のひとつとして取り組む必要があると感じます。

 

 

しかし、アレルギー特定原材料7品目(卵・乳・小麦・えび・かに・落花生・そば)の表示義務化

(特定原材料に準ずるもの20品目は表示が推奨されていて義務はない)がされていたり、

行政からガイドラインが作成されたりするものの、社会の食物アレルギーへの

関心や理解はまだまだ低いのが現状ではないでしょうか。

 

そんな状況を変えていこうと、全国にはさまざまな活動をするアレルギー支援サークルが存在します。

 

 

いわてアレルギーの会もそのひとつ。

 

 

 

いわてアレルギーの会ロゴマーク

 

 

代表の山内美枝さんは、卵アレルギーをもつお子さんのママ。

講演会などで、食物アレルギーについての情報を発信しています。

 

 

生きるために「食べる」のに、不便さや疎外感を感じる…
その最たる場面とは?

 

 

当事者である食物アレルギーをもつお子さんやそのご家族は、普段の生活や外食時に、

社会の受け入れ体制が整っていないために不便さや疎外感を感じることがあるといいます。

 

その最たるものが、災害時。

 

なぜなら、避難所などで配布される食料や、炊き出しの食事を食べることができないから。

 

 

山内さんは、東日本大地震の被災地支援を行った時のことを以下のように振り返ります。

 

みんなが大変な思いをしている状況の中、「わがまま」だと思われるのではないか
という不安から「食物アレルギーがあって食べられない」と言い出せない。
「食物アレルギーがあって食べることができない」と伝えたけど、
必要な支援物資が食物アレルギー患者のもとに届かない。

被災地では食物アレルギー患者が、とても大変な思いをしていました。
食べて死ぬか、食べずに死ぬか考えたとおっしゃる方もみえました。
生きるために必要な『食』なのに・・・。

―Ready for「アレルギーサインプレートを作成し、講演会等で配布したい」より引用

 

 

 

この言葉、すごく衝撃的でした。

まわりから理解を得られず、我慢する子どもとそのご家族には、計り知れない苦労とストレスがあっただろうと思うと、平等な支援とは一体何だろうと考えさせられます。

そして、自分が被災した場合、アレルギーをもつ方への配慮ができるのだろうかと考えてしまいます

 

 

 

 

アレルギーっ子や家族が平常時から声をあげられるような備えが必要

 

 

被災地での悲惨な状況を目の当たりにした山内さんは、日ごろの備えの重要性を痛感したといいます。

 

それは、普段から食物アレルギーがあることを周囲に知ってもらうことで、早急に対応できるようにすること。

そのためには、行政や地域の人に食物アレルギーに対して理解を深めてもらうこと。

 

 

まずは最初の一歩として、どんな状況でも食物アレルギー患者が自ら声をあげるための手助けになるようなツール作りをするそうです。

 

食物アレルギーがあることを知らせるサインプレートやサインキーホルダー。自分のアレルギーをうまく伝えられない小さな子どもたちの誤食防止にもつながります。

 

現在、いわてアレルギーの会では、制作資金をクラウドファンディングで募っています。

詳細はこちら。10/15まで。

 

目標を達成したあかつきには、サインプレートを制作し、岩手県内の食物アレルギー講演会で配布をするそうです。

まだまだ協力が必要なので、興味ある方はぜひ情報をシェアしてください。

 

今はまだ限定的な取り組みですが、このような動きが今後全国でも広がることを期待したいですね。

 


取材協力

いわてアレルギーの会 https://www.iwate-alle.net/

mail@iwate-alle.net

 

 

 

 

 

 

 

 

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